特に店舗経営での話ですが、現金での売上が多い店舗の場合、いちいち銀行に預けに行くのも面倒なので売上の現金も手持ち現金に含めてしまい、手持ち現金のやり繰りで回してきた経営者もいらっしゃいます。しかし、現金が多額になったら注意する必要があります。
タイの税務署は現金の流れを詳細に追いかけます。普段は書類さえきちんとしていれば問題は無いのですが、払いすぎた税金の還付請求や、税務監査に入られた際に詳細を提示できない場合には、還付されるべき金額を減らされたり罰金を支払うことになるケースが多いです。
また、現金は持ち逃げをされやすく従業員の不正も引き起こし易いので、なるべく現金を使い回していかないようにすることをお勧めします。
店舗だけでなく、現金での売上がある企業でも受け取った現金から色々な支払いをされる経営者の方もいますが、それぞれ使った場合などの詳細な情報を書き記しておくならともかく、領収書と残金だけだと会計の記帳担当者もよくわからず記帳してしまうことがあるので後々税務署とのトラブルになりやすいです。