経費の節減を頑張っている経営者は多いですが、ただ経費を絞っているだけでは売上を伸ばすことが難しくなり、その結果として中長期的には利益が伸びてきません。経費節減は利益を伸ばすためにやっているかと思いますが、本当に利益が伸びるかは中長期的に見る必要があります。

経費の節減を適切に行うには、その経費が中長期的にどのような結果を出すかを検討し、利益を出すのに必要な経費かそうでない経費かに仕訳をする「管理会計」的な考え方が有効です。一方で、タイでは経費の節減よりも、まずは社内の不正を無くすことが優先課題でもあります。不正を見つけるためにも管理会計は有効です。

管理会計の科目設定や仕訳のやり方は会計事務所に丸投げするのではなく、経営者がやるべきことです。そんなことを言われても会計のことなどわからないという経営者もいると思いますが、会計事務所に相談して膝詰めで科目設定を一緒にやってくれない会計事務所など使っていることがまさに経費の無駄です。

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