スマートフォン、所謂スマホですが、最近はビジネスでも大活躍をしています。ほとんどの場合スマホの中にデータを残していることは少ないかと思いますが、スマホだけにデータを残しているとリスクが大きいということを説明します。
スマホはビジネスに必要なツール
スマホは非常に便利なツールとなりました。普段から出勤途中や外出先で直ぐにメールを読めたり、LINEでのやり取りも瞬時で行なえますので、今やビジネスには書かせないものです。通常はどこにデータが保管されているか意識せずに利用しているかと思います。Eメールに関してはスマホだけでデータを管理しているということは無く、PC側にて完全に管理されています。最近では Office 365 や Google のビジネス用サービスである Google Workspace （旧 G Suites）などのサービスの普及にも伴い、サーバー側で完全に管理されている場合もあります。
LINEと写真・動画は要注意
厄介なのはLINEと、写真・動画のデータです。特にLINEは非常に厄介です。最近ではLINEも普通にビジネスに使われるようになりましたので、LINEで価格交渉などの重要なビジネス会話を行っているケースもあります。ところが、このLINE、やり取りした会話や送受信したファイルなど、ほとんどのデータがスマホに保管されており、PCで同じLINEアカウントを持っていても、スマホが故障した場合などにPC側のデータは全て削除されてしまう事故に遭うことがあります。
LINEのデータはサーバーにも残っていないので、スマホとPCからデータが消えてしまったら完全にお手上げです。しかもデータは暗号化されているため、データファイルを復旧しても中身を見ることは出来ません。
スマホのデータは復旧が難しい
写真・動画もスマホで簡単に撮れますが、これらのデータも何も対策していないとスマホにしか残りません。弊社にご相談いただいたケースであったのは、お客様の工場にて色々な動画を撮っていたが、スマホが急に電源が入らなくなったため中身のデータだけでも救出して欲しい、というものでした。
ところが、PCの場合であればデータはハードディスクという部品に保存されていて、このハードディスクが故障して動かなくなってもなんとかデータを復旧する手段はあるものの、スマホのデータを保管しているのは基盤上のICチップで有ることが殆どで、ここからデータを取り出す手段が弊社にはありません。弊社どころかタイ国内ではこの技術を持っているところは無いと思われます。
可能性が無いわけでは無い
しかし、可能性が完全に無いというわけでもありません。スマホが故障した場合でも、データやOS（iOSやAndroid）が入っているICチップをリセットせずにスマホを修理することができれば、データが残ったまま電源が入るようになりデータを取り出せる可能性もあります。弊社ではスマホの修理自体は請け負っておりませんが、データの救出のためにスマホ修理をすることは出来ます。
どう対策するべきか
スマホをビジネスで使うためには、データをスマホだけに保管しないことが必要です。お勧めはクラウドサービスを利用して、そこにデータのバックアップを取っておくことです。ただし、スマホもクラウドサービスも社員個人のアカウントで行っていると、いざその社員が退職してしまうとやはり全てのデータが使えなくなってしまいます。
バックアップの重要性に関しては下記の記事も参考にしてください。
ですので、可能であればスマホも会社からの支給、そうでなくても、最低限クラウドサービスは会社からアカウントを支給する形が望ましいです。
パスワードの漏洩を防いで、スタッフが勝手なことをしないためにも、経営者が管理するITが求められます。弊社は経営者が管理しやすいITを提案致します。
弊社では、どのようにスマホを利用すべきか、どのようにデータを安全・確実に保管するか、クラウドサービスなどとの連携も含めて提案させていただきます。
万が一データが無くなった場合のスマホの修理からデータの復旧を試みることも可能です。
PCのデータであれば、高い技術力を持つ日本のデータ復旧会社とも提携している弊社であれば、データを取り戻せる可能性は高いです。
是非お気軽にお問い合わせください。
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