人材募集や新規採用 は「選ぶより選ばれる」

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長文記事人事のヒント

人材募集や新規採用 を行う際、人材紹介会社やJobsDB等のWEBサービスへ 「Job description」(人材募集要項)を提出しているだけで依頼を終わらせていませんか?
良い人材を確保するためには工夫をしていく必要があります。
人材を選ぶことも大切ですが、御社が人材から選ばれないと良い人材が御社へ来ることはありません。

条件のみの提示、条件のみで選ばせてしまう

多くの企業が人材を募集する際に人材紹介会社を利用しているか、JobsDBやJobBKKなどの人材募集WEBサービスを利用していると思いますが、ほとんどの企業の募集広告にて、給与や仕事内容のみの記述がされているだけなのを見ます。これでは仕事を探している人材側としては、ほぼ給与のみを比べて応募することになり、御社で働きたいという動機がほぼ給与のみという状態になります。

この場合、御社が良い人材を確保したい場合にはどうすれば良いか?簡単ですね、提示する給与額を上げて募集すれば良いだけです。ただ、そんなことをしていても経費がかさんできますので別の問題が出てきます。

人材紹介会社が良くない

人材紹介会社へ人材の募集を依頼する際に、営業マンから「では Job Descriptionを送ってください」と言われてあとは人材紹介会社に任せてしまうという手順になります。人材紹介会社の営業マンは、果たして御社が絶対に人材を採用できるように動いてくれているでしょうか?そのような思いがあれば、営業マンはもっと親身に色々な情報を取得しようとしますし、間違いなく御社へ訪問して新しい人材が担当する業務を確認したり、その同僚のスタッフに話を聞くと思いますが、ほとんどの人材紹介会社の営業マンはそうではありません。

人材紹介会社の成約率は約15%程度

人材紹介会社の成約率は約15%程度です。つまり、100件人材募集の仕事を受けて15件決まるくらいです。これでは100件の人材募集全てに時間をかけるのは無駄と考えるのが普通ですから、1件1件に親身になるのは難しいです。
人材を募集する企業側としても、1つの人材紹介会社へ依頼してもなかなか親身になってくれないので他の人材紹介会社へも依頼します。その結果、人材紹介会社同士の競争が生まれて人材紹介会社としてはますます自分たちの利益にならなそうな人材募集には手をかけられないということになります。

選ばれることが重要

人材を募集する企業としては、まずは人材紹介会社に「力を入れるべきお客様」として選ばれなければなりません。ここが第1関門となります。人材紹介会社に「この企業の人材募集案件は採用されやすい」と思われて「力を入れるべきお客様」として選ばれれば、良い人材を採用できる可能性が上がります。
そのために必要なことは、「Job description」(人材募集要項)以外にも可能な限りの情報、特に御社の良い情報を数多く渡すことです。多くの良い情報を与えて人材紹介会社の営業マンに「この企業からの人材募集は成約しやすくうちの利益になりやすい」と思ってもらえるよう説得する形です。

人材紹介会社を選んで絞る

人材紹介会社に選んでもらいやすくする1つの方法が、「御社だけに依頼して、御社以外には依頼しません」というエクスクルーシブな依頼です。人材紹介会社としては他社との競争が無くなるため、良い人材を紹介できれば必ず利益になりますから良い人材を紹介できるように努力します。

但し、この方法は依頼する側にとってはリスクとなります。特に採用を急いでいる場合には1社に絞った人材紹介会社が良い人材を紹介できなかった場合、時間のロスとなってしまいます。

人材から選ばれるために

一般的に知られている有名企業、優良企業であれば、人材が憧れていたり既にこういう会社だというイメージを持っていますので、人材紹介会社を幅広く適当に使っても問題なく良い人材を簡単に確保することが出来ます。
ところが、あまり有名ではない企業の場合は事情が全く異なります。

会社の良い部分を知ってもらう

では、どうすれば良いのかと言いますと、人材に御社の良いところを知ってもらえば良いのです。人材紹介会社を使う場合には、人材紹介会社を通して人材に御社の良いところを知ってもらうようにします。
良い人材が御社の良いところを理解して「御社で働きたい」と思えば自然に良い人材を採用することが出来ます。

会社の良い部分を見つける

「そうは言ってもうちの会社は小さいし、特に特徴も無いし、良いところなんて無いなあ」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、それは違います。そもそも、もし本当に良いところが無い会社であれば、この発言をする方はなぜその会社で働いているのですか?なぜ他の従業員も働いているのでしょうか?
このような発言をされる方は、他のより良い会社と比べてしまっています。しかし、比べる必要はありません。御社独自の良い部分を列挙してみましょう。それが他社より劣っていても関係ありません。

私が人材募集案件を受ける際には、その企業様の良い点をかなり重点的に聞き、スタッフとも話をさせていただき、訪問して会社の雰囲気も自分で感じて、それら全てから良い点をピックアップして候補者となる人材へ伝えるようにしています。

会社の良い部分の見つけ方

どうしても良い部分が思いつかないという方は、以下の点を考えてみてください。また、これらを日本本社の人事担当者、社長や役員と話をしてみてください。

〇社風、業務中の雰囲気
〇経営者の志、駐在員の志
〇社会的意義
〇長期勤務者の意見、業務のしやすさ、上司との関係
〇社内行事(食事会、旅行、スポーツ、レクリエーション)
〇条件に明記されていない福利厚生となるもの

特に、何年も勤務しているような長期勤務の方がいる場合には、その方の意見はとても貴重です。長く勤務しているのにも理由があるはずですからそれを上手く引き出してあげましょう。
経営者や駐在員の方からスタッフに会社の良いところなどを直接聞いたとき、スタッフも遠慮したり恥ずかしがったりしてはっきりと言ってくれない場合もありますが、根気よく質問内容を変えながら聞き出してください。

弊社へご依頼をいただければこれらの聞き取りから御社の良い部分をまとめ、より良い人材を採用するための御社のアピールポイントを作成いたします。

会社の良さを伝えるには動画が最適

会社の良さを伝えるには口頭ではなく目に見える映像が力を発揮します。特に動画がとても有効です。会社の中を紹介、担当業務、業務中の風景、休憩時間中、食事風景、社長の思い、既存スタッフの思い、既存スタッフからこれから入ってくる同僚へのコメント、等々、これらを動画にして人材へ見せることによって、人材がイメージを持ちやすく、選ばれる可能性が高くなります。

弊社ではこのような動画を作成する「人材募集動画作成サービス」も提供しております。

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弊社では、人材にとっての御社の良さを調査してまとめ、人材採用に有利になる「御社のアピールポイント」を作成いたします。さらに、それらを1つの動画にまとめる「人材募集動画作成サービス」も提供しております。

また、人材紹介も行っており、弊社で人材紹介のご依頼を受けた場合には、他の人材紹介では行っていないサービスとして、まずは御社へ訪問し、詳しい業務内容、同僚スタッフの方々の意見、社風、等々を詳細に確認してから候補者となり得る人材へ事前に詳しく説明します。
これにより、より良い人材を見つけることができ、入社後すぐに辞めるということを防ぐことが出来ます。

是非お気軽にお問い合わせください。

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