保険の話【個人】

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長文記事資金のヒント

今回はタイにおける個人向けの保険の話をしたいと思います。タイでも日本人が営業している保険代理店が多くなってきました。もちろんターゲットとなる顧客は日本人ですが、中には怪しい保険代理店もあります。あの手この手で信用を得ようとして、曖昧な情報を断定して伝えるようなことをするのでほとんど詐欺ではないかと思いますが、そこはプロですのでギリギリのラインで詐欺として捕まらないようにしています。

個人の保険は何十年もの

個人の保険を購入されている方は当然知っていることかと思いますが、特に生命保険に関しては、満期が60歳以上なので何十年も保険料を支払った後に保険金を受け取るというものがほとんどです。つまり、その保険商品は何十年も保有するもので、何十年も保険会社と付き合っていかなければなりません。

何十年後にどうなってるか

まず問題となるのが「その保険会社は何十年後も存続しているのか?」ということです。

日本を含めて先進国ではある保険会社が存続できなくなったとしても、その会社の保険を買っていた顧客は保護されます。なので、その国が無くならない限り、まず間違いなく保険料の支払い損にはならず、何らかの救済措置がとられるはずです。救済措置としては「他の保険会社の商品への入れ替え」がまず考えられます。先進国の政府は一般市民が不公平にならないように仕組みを作っています。これが民主主義の利点ですね。

民主主義国家は比較的安全だが

ところが、民主主義ではない国は、一般市民の選挙で選ばれていないために一般市民を犠牲にしがちです。わかりやすい例は中国です。日本人として生まれてきた人が、中国に中国人として生まれていれば良かったと考える方は少ないと思います。それは中国政府が一般市民を大切にしていないからです。今、その中国政府に飲み込まれようとしているのが香港です。香港に対して50年間の一国二制度を約束したはずの中国政府は、23年しかたっていないにも関わらず香港の法律を中国と同じものに変更してきています。

チャイナリスク

タイで日本人が販売している保険のほとんどが香港の保険です。少し考えれば、20年後に香港が今の状態のまま存続していて、購入した保険の保険金も支払われる、ということが難しいのではないかとわかると思います。

ところが販売している方も必死ですから、色々な手段と説得方法で購入へ誘導してきます。

販売代理店は責任を負わない

しかし、その代理店は購入した保険の満期がくるときにもまだ存続しているでしょうか?もし香港に問題が発生して支払った保険料を全て損した場合、その代理店はどのように説明をするでしょうか?それとも説明もしないかも・・・?

もちろん香港に問題があったとしても販売代理店は責任を負いません。責任を負わないまでも、きちんとした説明や情報の提供、サポートはして欲しいと思いますが、その時その代理店はしてくれるでしょうか。

知っている場所の商品

我々日本人が日本の商品を購入することにはリスクはほとんどありません。日本ならいつでも自分でなんとかできそうですね。しかし、外国の場合事情が大きく変わってきます。例えば香港に住んでいたという人で、香港人の知り合いも多く、香港の情報ならいつでも手に入る、いざとなったら香港に行って自分で話をすることが出来る、という人にとっては香港の商品を購入するのにあまりリスクは無いでしょうが、香港には旅行で行ったことがある程度の人が、香港で何かが起こった場合に自力で情報を集めたり現地で交渉するのは難しいでしょう。

タイに住んでいるならタイの保険

せっかくタイに住んでいるのであれば、タイの保険を購入するのが一番良いのではないかと思います。日本の商品よりも利率の良いものも多いですし、比較的短期間のものもありますし、タイで所得をもっている人なら所得税控除の対象にもなります。最近タイ政府はこの保険の販売に力を入れていて、大きな所得税控除を作るなど様々なサービスを良くして販売促進をしています。

お勧めの保険

現在弊社でお勧めしている保険ですと、Southeast という保険会社(TCC、チャンビールのグループ)の商品で、保険料は年額10万バーツ、全額個人所得税控除がされますので税率30%の方で3万バーツ返金、税率35%の方で35,000バーツが返ってきます。

さらに、毎年1万バーツのボーナス支払い、保険料支払い期間5年の総額50万バーツが10年満期で60万バーツとなって支払われます。

今のところ年額10万バーツの保険料でこれより条件の良い商品は無いのではないでしょうか。ご希望の方は弊社より保険代理店を紹介させていただきます。(日本語サポート有り)

保険以外の資産形成方法

個人の資産形成では保険というのが一番手軽な方法ではありますが、あまり利率もよく有りませんし(利率が高いものはリスクが大きい)、何十年という長期間を考えると上述した国のリスクというものも存在します。保険よりも良いお勧めの資産形成方法に関してはまた別記事にて説明したいと思います。

尚、弊社のお勧めの資産形成方法は不動産投資ではありません。バンコクでは不動産投資に大きなリスクがあると認識しているからです。

保険や資産形成に関して第3者意見をお聞きになりたい方などは、

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