コロナ禍にて多くの企業で経営状態が悪化してる中では大幅な経費削減が目の前の緊急課題となっています。タイを含めた海外の現地子会社で一番多くの経費がかかっているのが駐在員の存在ですから、企業としてはまずはこの駐在員の数を減らせないかと検討する方向へ入っています。この大幅な経費削減をどのように実現するべきかを説明します。
一気に進んだリモートワーク
コロナ禍によって大変なことも多い中で、唯一企業活動にとって良い方向に進んでいると思われるものが、リモートワークやワークフロムホームの推進です。業務効率が落ちること無くリモートワークをさせることが出来れば、企業としては全員が座れる大きなオフィスが必要なくなりますので、その分経費を削減できることになります。もちろん企業にとってだけでなく、従業員にとっても通勤時間が減ることで自分の時間をより多く持つことができるというメリットが生まれます。ワークライフバランスを考える必要のある現代にぴったりな働き方と言えるでしょう。
リモートワークは海外管理も行える
このリモートワークですが、すでに日本本社から海外出張を行うことが出来なくなってしまった海外子会社では当たり前のように本社とのリモート会議が増え、今まで以上に細かく管理されることになってうんざりしている駐在員の方も多いかもしれません。しかし、企業としてはリモートワークが進んできたことにより海外子会社の管理もリモートで行えるようになり、多くのメリットが生まれてきましたので、今後元の仕事のスタイルに戻ることはないでしょう。
現在駐在員としてタイで仕事をしている方にとっては、駐在員を減らすという方向に対してはあまり賛成では無いかもしれませんが、これも時代の流れだと受け入れた上で、自分の働き方も含めてより良い方向へ向かうよう模索していくべきです。
アウトソーシング出来るものは本社から管理可能
アウトソーシング出来るものは基本的に本社からのリモート管理が可能です。本社からの管理ができるようになれば、管理業務をやるために駐在員として送られている方のポストは削減できることとなります。
弊社のサービスで言いますと、下記の業務をアウトソースとして請け負うことが可能です。
- 【会計】ほぼ全般
- 【購買】ほぼ全般
- 【人事】採用、給与計算
- 【営業】インボイス発行、入金確認
- 【IT】社内インフラ管理
請け負えない業務はビジネスの根幹に関わることのみで、ルーチーンワークに近い管理業務はほとんど請け負うことが可能です。
アウトソーシングの実態
実際に弊社にて上記のほとんどの業務をアウトソーシングしているお客様では、タイに駐在員を置いていません。駐在員どころか現地採用の日本人スタッフすら置いておらず、現地のタイ人スタッフのみが勤務しています。弊社のサービスと日本本社からの管理でタイの子会社を運営しています。
一歩進んだアウトソーシング
弊社ではさらに一歩進んで、上記の業務だけでなく「決済業務」も請け負うサービスも行っております。弊社のDirector(日本人またはタイ人)が顧客のタイ現地法人のDirectorに就任し、銀行口座や現金も取り扱います。もちろん信用があって初めて請け負える業務ですので、初めは決済無しの業務アウトソーシングサービスのみでスタートしましたが、日本にいる管理者の方がリアルタイムでの決済を行う手間を省くためにこの決済業務も請け負う形式を取るようになりました。現在このサービスを利用していただいている顧客が2社あります。決済を任せていただいている分、監査や内部統制はかなり厳しくしてもらっています。
現地スタッフの決済に対しての監査業務
また、弊社のような外部業者に決済をさせるのはリスクが大きすぎるとお考えの企業では、現地スタッフに決済権を与えて普段の業務の殆どを任せる一方、弊社のような専門業者に内部統制や監査をさせる、という方法もあります。ここでいう「監査」は一般的に行われている会計監査のことではなく、不正が行われていないかの不正監査のことです。会計事務所でもこれらのサービスを行っているところは非常に少ないです。
駐在員の削減で大幅な経費の削減を検討している企業の方は、ご参考にしてみてください。
弊社では顧客のタイ現地子会社の運営が不正無くスムーズに行えるよう、フレキシブルに様々な形式のサービスを提供しています。
駐在員の削減や、本社側での管理が必要になった際お役に立てると思います。
是非お気軽にお問い合わせください。
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